おおきにアリーナ舞洲で「大阪エヴェッサvs千葉ジェッツ」を観戦。熱戦と豪華アリーナ演出を堪能する!《201912大阪③》

大阪旅行記の3本目になります。前回はお昼に食べた串カツの紹介をしました。

今日紹介するのは、この旅行のメインに掲げていた男子プロバスケ・Bリーグ「大阪エヴェッサvs千葉ジェッツふなばし」の一戦です。
大阪の中心地からは少し離れた「おおきにアリーナ舞洲」という場所で行われました。

この試合を満喫してきましたので、今回はその様子をたっぷりレポートしたいと思います!

おおきにアリーナ舞洲のアクセス

アクセス | おおきにアリーナ舞洲

大阪駅より公共交通機関で向かいましたので、西九条駅で乗り換え、そこからJRゆめ咲線で桜島駅に行きました。
桜島駅はユニバーサルシティ駅の先にある駅です。

乗り換えの西九条駅には大阪エヴェッサの看板があり、徐々に気分を高めてくれます。
小さくですが、千葉の富樫選手が載ってますね。

桜島駅を降りると、舞洲アリーナまで直通運転のバスが待っておりました。
しかし、このバスは満員だったため、今回はタクシーを利用することにしました。
(おそらくバスは5分~10分間隔で運行していると思います)

タクシーでは10分ほど、1500円で到着しました。

帰りは5分~10分間隔で「無料シャトルバス」が運行されているとのことで、期待はしてみましたが…

大阪エヴェッサHPより

大行列を確認してあきらめました。
今回に関してはは、限られた時間での大阪観光を満喫すべく、帰りもタクシーを利用しました。舞洲アリーナの前に多くのタクシーが来ておりましたので、すぐに捕まりました。

急いでない方はバスでよいと思いますが、結構時間がかかりそうな印象でした。

「駅から遠い」というのはどうしようもない話ですが、仙台の楽天イーグルスや宇都宮ブレックスくらいバスが間隔なく走っていれば不便さはあまり感じませんので、パワープレイで解決されることを祈ります。

ただ、バス走らせてるだけでも十分すごいと思います。

おおきにアリーナ舞洲の座席 – 見やすく快適

おおきにアリーナ舞洲の正面に来ました。
壁面が一面大阪エヴェッサになっててビックリです!外から観ても綺麗で立派なアリーナだということが感じ取れます。

おおきにアリーナ舞洲の客席は公式で7056席。
千葉ポートアリーナが7512席とのことなので、それより席数は少ないのですね。そうは思えないような、巨大アリーナだなという印象を受けました。

今回私が座ったのは「アリーナ1階指定席」の千葉ジェッツ側ベンチ正面。
価格は大人1人4300円でした。

座席図・価格は大阪エヴェッサHPより

座席からの景色はこんな感じです。
前から6列目・通路側ということもあり、とても見やすかったです!
前の席との段差も十分にあったと思います。

座席が広かったのもよかったです。
舞洲アリーナの1階席の椅子は折り畳み式で、スペースとして横幅・縦幅がとても広かったです。
椅子もクッション付きで座りやすかったですし、床もフラットで物を置きやすかったです。
唯一、ドリンクホルダーがあればもっと快適だったかなと思いますが、それでも十分すぎるほどの設備です。

2階席の椅子はこんな感じ。座ってはいないので座り心地はわかりません。

客席に角度がついているので、2階自由席でもかなり見やすいと思います。
ただ、自由席は試合開始1時間前でも大部分は埋まっていたので、利用するなら早めに来場されるのがよいでしょう。

アリーナ全体としては「とても巨大」である印象を受けました。Bリーグのホームアリーナとしては間違いなく最大級でしょう。これで千葉ポートアリーナの方が大きいというのは本当なのかなぁ。

ただ、ゴール裏のスペースには少々ゆとりがありましたので、そこに席を詰めればもう少し席数は増えるだろうと思いました。

おおきにアリーナ舞洲のフード – 魅力的だが行列が…

スタジアム・アリーナといえばグルメ。
事前の告知からも、舞洲アリーナのグルメには期待していました。

大阪エヴェッサHPより

特に食べたいなと思っていたのは「手羽トロ唐揚げ」と「たこやき」ですね。これらを片手にビールを流し込む。最高じゃないですか。

フードコーナーは2階席の外のテラスに屋台が並んでおりました。

さすが千葉戦というべきか?
まず「手羽トロ唐揚げ」は大行列で、見た感じ試合開始に間に合わなそうなほどでした。

そして、「たこやき」も受け取りは「40分後」と言われ、こちらも試合開始に間に合わない様子でした。

ほかのフードも売り切れ・行列だったので、仕方なくビールだけ買って戻りました。
アサヒスーパードライ。PayPayで支払ったので20パーセント還元です。

フードを楽しめなかったのは悔しいですね~~。涙
フードコーナーがキャパオーバーに陥るのはBリーグ会場あるあるなんですよね。舞洲でも飲食の混雑が厳しいとは思っていませんでした。少し舐めてましたね。

あまりにも悔しいので、

  • また次回も舞洲アリーナに来ること
  • 開場時間に入場し、フードをたのしむこと

この2点を心に誓いました。

LDH仕込みの演出は豪華でスゴイ

充実のモニター

おおきにアリーナ舞洲、まず入って目につくのは中央の「4面モニター」ですね。このモニターで様々な演出やリプレイ映像が流れます。

また、4面モニターの下に、これまた4面のスコアボードが配置されております。
多くのチームではスコアボードは1階の隅に置いてある程度だったりするので、ここまで立派に、しかもモニターと一緒に中央に配置されているのは初めて観ました。

これは楽ですね。
地上のプレーを観るか、中央上のモニターを観るか、の二択ですので、観客の視線が迷わずに済む設計です。これはありがたい。

また、両コートエンドの2階席の手前にリボンモニターがあります。
下の画像でいうと、「一億の男 富樫激突」と書いてあるところです。ここが一面モニターになっており、演出の手助けをしたり、広告が掲載されたりします。

映像もちゃんと必要なものをそろえていて感心しました。
同業なのでわかりますが、映像ってお金かかるんですよね。そういうところにお金をちゃんとかけるという姿勢は尊敬できます。

これは若干アルバルクっぽい、攻撃時の映像ですね。

両エンドのリボンモニターも、しっかり用意されています。

レーザービームを使いまくった演出がスゴイ

大阪エヴェッサの魅力はなんといっても「試合前の演出」です!
過去にはチームラボを演出に据えるなど、とにかく試合前の演出に手間暇お金をかけている印象がありました。

その大阪エヴェッサが今シーズンはLDH所属のクリエイティブチーム「TEAM GENESIS」とコラボ。
その、圧倒的な演出をこの目で体感してきました。

モニター、プロジェクションマッピング、レーザービーム、有機ELディスプレイ?のフラッグをフルに活用した、モリモリの演出でした!

選手入場時には炎も登場し、とにかくど派手です!!!
試合前にこれだけの演出が観れると、もうボルテージも最高潮に達します!

もちろん千葉ジェッツの演出も素晴らしいのですが、大阪のは「規模」がすごかったです。すべてのBリーグチームでこれがスタンダードになれば、より広い客層にアプローチができると思うので、期待したいです。

この演出が観れるだけでも大阪に来る価値があると思います。Bリーグでこのクラスはめったに見ることができません。

試合も熱い。両者譲らず、ダブルオーバータイムの死闘へ。

演出だけでなく、試合内容もアツイものになりました。
以下の映像でダイジェストが観れますが、ダブルオーバータイムに至る死闘となりました。

大阪の伊藤達哉選手のスピードと技術、ハレルソン選手のパワーと高さ、アイラ・ブラウン選手のスピード技術パワー…。あげたらキリがないくらい、大阪の良さが出ておりました。
千葉もメイヨ選手、原選手がファイトするなど良さは出ておりましたが、なんとか食らいついて食らいついて、やっと同点に…といった感じでした。

第4クオーターが終了して80 – 80。

その後5分間のオーバータイム(延長戦)に入るのですが、それが終わっても93-93の同点。
両チーム譲らず、2回目の延長戦までもつれました。

その後も一進一退の攻防。その試合を幾度となく救い、最後にケリをつけたのは、千葉ジェッツのエース・富樫勇樹選手でした。
度重なるスリーポイントで試合を同点に持ち直し、最後はトドメとなるスリーポイントも決める。まさにエースといえる姿がそこにありました。

40分 + 延長5分 + 再延長5分。
合計50分間も戦って、たったの一点差。今年のBリーグ史に刻まれるであろう一戦は、千葉ジェッツがモノにしました。

いや~~~大阪に来てよかった~~~!!

大阪エヴェッサも本当に良いチームだと思いました。
ベテランの今野選手やブラウン選手、若手の橋本選手や伊藤達哉選手、大黒柱のハレルソン選手。
すべてがチームとして機能しており、その勢いと強さをまざまざと感じました。チャンピオンシップで当たりたくないなぁ、そんなチームです。
(今年のBリーグそんなチームばっかりだけど。笑)

「一億円の男 富樫激突」

事前の広告から、このゲームでしきりに見たワードです。「一億の男」。

15日の試合は「一億の男」の冠に違わない大活躍。日本人選手としては破格の「35得点」をマークしました。

彼の度重なるビッグプレーに、千葉のファンからは歓喜の声が、大阪のファンからはため息と感心の声が聞こえてきました。

「これがエースだなぁ」と思うと同時に、多くの人にバスケットの面白さを伝えるべく、時には相手選手も広告に起用する大阪のアイデアと貪欲さに感心しました。
ひとりの千葉ファンとして、試合を盛り上げてくれたことに感謝したいと思います。

アリーナも超満員で大盛り上がり。本当に行ってよかった

この日の観客動員数は「6472人」。
大阪としては今シーズン最多。Bリーグとしても開幕戦の横浜アリーナを除いて、今シーズン最多になるのではと思います。

https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=4337

とにかく大入りで、大盛り上がりの一戦でした。
この人数だと初めてBリーグを観たって方も多いと思いますが、その人たちにとっても納得の一戦になったと思います。

ふだんと違う環境でBリーグを観るのは楽しいですし、舞洲アリーナの施設、大阪エヴェッサの演出も素晴らしいものでした。

エヴェッサ自体も見ごたえのあるチームに仕上がっておりますので、ぜひ大阪近辺の方は観に行ってほしいですし、日ごろBリーグを観る方も遠征先として大阪は自信をもってオススメできます。

いやー!書いた。
長くなりましたがここまで読んでくれた方は、本当にありがとうございました。
大阪旅行編はまだ続きますので、これからもよろしくお願いします。