アメックスのスマホ保険
スマホ保険とは
アメリカンエキスプレスの高額年会費を伴うカードには、故障したスマートフォンの修理費用に対して保険金が受け取れる「スマートフォン・プロテクション」という制度があります。
- 事故発生時点で、購入後24ヶ月以内のスマートフォンであること。
- 事故発生時点で、スマートフォン通信料を直近3ヶ月以上連続して、お持ちのアメリカン・エキスプレスのカードで決済していること。
という条件を満たした場合に、スマートフォンの修理費用に対して保険金を請求・受け取ることができます。
採用しているカード
「スマートフォン・プロテクション」を採用しているクレジットカードは以下。
全て年会費が3万円を超える高額なカードで、中には10万円を超えるカードもあります。
保証の手厚さはカードの年会費によって変わりますし、これらのカードは他の特典や還元率が豊富だったりするので、スマホ保険が決め手となって契約する…ということは少ないと思います。
マリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
私が持っている「マリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」にもスマホ保険が付帯しております。
保険の内容は以下です。
補償範囲 | 破損(スクリーン画面割れ損害を含む)、火災、水濡れ、盗難 |
支払限度額(保険期間中通算) | 3万円 |
保険期間 | 1年間(2月24日午前0時より1年間) |
自己負担額 | ・破損(スクリーン画面割れ損害を含む)、火災、水濡れによる事故の場合:1事故につき 1万円 ・盗難による事故の場合:1事故につき 1.5万円 |
- 支払い限度額が3万円(年間で)
- 毎回の故障につき1万円の自己負担額がある
- スマートフォンのみで、タブレット・ゲーム機等は含まれないこと
を考えると、あまり保険の内容は手厚いとは言えません。
「マリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」自体、元々の特典や還元率が魅力的なのでスマホ保険はオマケ程度の立ち位置と考えて良いでしょう。
手続きはとても楽!
2022年8月某日、スマホを落として液晶を壊してしまいました。
使っているスマホはGoogleのPixel5a。画面が割れたとかではなく、縦に線が入るという壊れ方でした。
その日のうちにGoogle公認の修理店に行き、修理完了。修理費用は20680円でした。
その約1か月後に、専用のフォームから
- 修理の明細
- 修理の領収書
- 直近3ヶ月分の通信料支払いの明細
- 故障時の写真
といった、必要書類も添付したうえで申請しました。
すると翌日には入金。恐ろしいスピード感で保険金受取が完了しました。
保険金額は
- 修理費用:20680円
- 自己負担金:▲10000円
- 受取保険金:10680円
といった形です。
「スマートフォン・プロテクション」の感想
- 手続きは楽で、請求から保険金支払いまで鬼早い
- アメックス自体、これを目当てに入るカードじゃないのでラッキー
- 一方で自己負担金1万円・年間の保証額3万円はショボい
- iPhoneなど高額の端末の修理代は満足に払えない可能性
- タブレット等にも非対応
ということで、「端末の保険」としてはイマイチですが、そもそもこの保険がなくても使っているクレカに保険が紐づいているのは有難いなと思いました。
スマホ保険を重視するなら持ちたいカード
スマホ保険を重視したい場合には「SBIのプラチナデビットカード」がオススメです。
年会費1万円で10万円まで補償。自己負担額もなく、対応となる端末もスマートフォンに限らず手広いです。同居の家族の端末も対応です。
「年に1回まで」という縛りがあるのが悩ましいですが、これひとつでApple Careにも入らずに済みます。かつ、デビットカード・キャッシュカードとしても超優秀な1枚で、ぜひオススメしたいです。
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