ホーム2節目は海浜幕張「5000円・250人限定」
記念すべき1年目のホーム開幕節を連勝で飾ったアルティーリ千葉。その模様もレポートしましたので、併せてご覧ください。
THE GREAT HISTORY BEGINS. 最短(2年間)でのB1昇格5年以内でのB1制覇千葉から世界を魅了するチーム作り という、並外れたビジョン・ミッションを掲げて始まったアルティーリ千葉。 2021年より千[…]
アルティーリ千葉。B3に所属する1年目は顔見せの意味合いからか、ホームの千葉ポートアリーナ以外の様々な場所でもホームゲームが設定されています。
第2節の会場になったのは、海浜幕張の幕張ベイパークというエリアに位置する「ゴールドジム幕張ベイパークアリーナ」。
噂ではアルティーリ千葉の選手の練習拠点であると言われているこの場所は、もちろんプロスポーツの興行用のアリーナではなく、座席数も「250席」ということが発表されていました。
チケットの価格は5000円。結果としては、土日両日ともに来場者数は190/250人程度であったが、販売したチケットはほぼ売り切れていたので、未来場の分はスポンサー関係者等だろうと思われます。
大塚選手などの人気選手がいるとはいえ、新設チームのホーム2節目、プレーンの体育館。
開幕節が「全席無料」からの5000円。私自身「どれくらい売れるのか」と思う部分もありましたが、終わってみればかなり売れた印象。
「バスケットを愉しむ」。幕張ベイパークに現れた異空間
会場の 「ゴールドジム幕張ベイパークアリーナ」 は2棟のタワーマンションに挟まれた場所にあり、周辺の感じからもまさに「大人」な雰囲気。
アリーナの内部も「コートと250の観客席」だけという、実にシンプルな空間。余計なものはそぎ落とされており、選手のプレーは近くに見え、音や声が大きく聞こえます。
千葉ポートアリーナと同じく、装飾はモノトーンの落ち着いた感じでした。
全てがSS級の特等席。考え方は人それぞれですが、私自身は「贅沢な体験をさせてもらった」と思います。
200人台のキャパで試合を観ることはこれが最初で最後かもしれませんし、あったとしても次回以降は5000円では観れないでしょう。
当然といえば当然ですが、お客さんのモチベーションも高く、温かく見守る(あるいは写真を頑張って撮る)方が多かった印象です。
試合の感想
GAME1:徐々に点差を広げ勝利
私が行ったのは23日の「GAME1」。試合は97-79でアルティーリが勝利しました。
開始早々に8-0のリードを作ってからは、縮められる時間帯はありながらもリードを守り、広げ、勝利をおさめました。
30分以上出た選手もおらず、先週に目の上を切ってしまった秋山選手を除いて全選手出場しましたので、比較的タイムシェアもできた試合だったと思います。
Pick up Player
個人的に、この試合のMVPを挙げるなら
- イバン・ラベネル選手( #30 )
- 藤本巧太選手( #9 )
の2人かなと思います。
まずはラベネル選手。チームへの合流が遅れ天皇杯の予選(1~3試合目)には間に合わず、シーズン開幕の岐阜戦ではじめて出場。
本人からすればまだ不十分かもしれませんが、目に見えて動きも良くなり、チームにもフィットしてきた印象です。
この日は約26分の出場で23得点、スリーポイントも2/4。
持ち前のフィジカルでインサイドを攻めつつも、空いたところではしっかりスリーも決めていました。
bjリーグ時代にファイナルMVP獲得経験があり、Bリーグ発足後にB1秋田でもプレー経験がある同選手。彼がチームに馴染み、パフォーマンスを上げていくことで他の選手の動き、チームとしての動きも良くなるはずですので、引き続き期待です。
2人目は藤本巧太選手。途中出場ながら約22分のプレータイムを獲得し、13得点、スリーポイント3/6、3アシスト2スティール。
攻守にわたってスピード感あふれる・アグレッシブなプレーを魅せ、幕張の観客を魅了しました。
大阪体育大学4年次に大阪エヴェッサにも所属していた同選手は、いわゆる新卒1年目をアルティーリ千葉で過ごすことを選択しました。
アルティーリ千葉のガード(杉本選手、藤本選手、秋山選手)は若く、3人で激しいプレータイム獲得競争の真っ只中。3人とも争いの中で成長し、チームを引っ張っていく存在になることを期待します。
この日の藤本選手は「月バス」でも特集されておりました。併せてご覧ください。
スピードに乗ったドライブからゴールを狙う藤本 B3リーグに今シーズンから新規参入し、開幕から6連勝中のアルテ…
B3の怪物
もう一人触れておきたい選手が対戦相手だった豊田合成スコーピオンズのチャンセラー・ゲッティーズ選手。
昨年のB3得点王。この日も29得点13リバウンド。スリーポイントも3/5決めており、まさにポイントゲッター。
試合中にも笑顔を振りまいてくれるナイスガイ。
試合前の練習には豪快なパフォーマンスを見せてくれますので、機会がありましたら、ぜひ注目してください。
幕張ブルワリーで祝杯を
24日はマリーンズ戦の観戦に行きましたが、その後はゴールドジム幕張ベイパークのすぐ近くにある「幕張ブルワリー」で一杯いただきました。
千葉市初のブルワリーである同店。ここでしか飲めないクラフトビールの数々と、美味しい料理を頂き、友人と楽しい時間を過ごさせていただきました。
アルティーリ千葉のファンの方も試合前後で訪れたようなので、私としても嬉しかったですね。
また来たいと思います。