緊急事態宣言と天皇杯
コロナ禍。まさに緊急事態宣言中の、まさに「夜8時以降」を含んだナイトゲーム。
正直行くか迷ったし、元々の同行者は行かなくなったけど、観に行ってよかった。
やはりスポーツ観戦は楽しいよね、というのが第一の感想だった。
1月13日。バスケ天皇杯の準々決勝が神奈川県川崎市・とどろきアリーナで行われた。
バスケの天皇杯は、通年で行われているBリーグとは別の大会で、(一応)プロからアマチュアまで揃って一発勝負のトーナメントで日本一を決める。
私が贔屓にしている千葉ジェッツと川崎ブレイブサンダースの対戦。勝った方がさいたまスーパーアリーナで開催される準決勝にコマを進める。
ちなみに一昨年の準々決勝も同カードでの対戦となり、私も観戦していたが、最後の1秒までわからないアツい試合だった。
冒頭でも触れたが、緊急事態宣言の発出によって本試合の開催がどうなるかは微妙なとこだったと思う。
会場の内外において、「コロナ禍だなぁ」と感じざるを得ないシチュエーションが多かった。
入場時のアルコールや検温はもちろんのこと、帰りのバス停でもアルコール消毒をかけるスタッフがいたのには驚いた。
「クラフトビール」がウリの川崎だが、この日は飲食もなく、「マスク着用」のプラカードを掲げるスタッフの数が多かった。
川崎ブレイブサンダースは近年、その経営努力から人気はうなぎのぼりで、昨年度は常に5000人前後のお客様がとどろきアリーナに詰めかけた。
そして、千葉ジェッツも言うまでもなく人気チームで、ここ数年は「観客動員数ナンバーワン」の座を獲得し続けている。
それでも1つずつ空けられた座席は、すべてが埋まることはなかった。どころか空席が目立っていた。
Twitterでも当該チケットを譲る声、観戦を諦める声が見え、こういった娯楽は不要不急のものとして控えられるのだなと感じた。
かくいう私も、富士そば・立ち食いうどんを除けばこの1カ月外食はしていない。
試合の感想
負け。
これだけスリーが入らなければ(4/24で16.7%)、「まあ仕方ないよね」という感じ。
おそらく長谷川をはじめとした川崎のディフェンスの貢献が大きかったんだろうけど、私はバスケ詳しくないので、そこまではまだ。
大野HC談にもあったけど、ディフェンスはかなり良くできていたと思うし、何かを責める思いもない。良くも悪くもサッパリした負けだった。
しかしスリーが入らないねぇ。富樫くんも1/9だったし。
その中でおいさー田口がスリーを2本(2/5)決めたのが光明になるかもしれない、というか、光明になってくれないとそろそろヤバイ。
一方で川崎はファジーカス、カルファニといったインサイド陣が抑えられていたし、当社比で藤井・篠山の存在感も抑えめだった気がするが、が、じーつーこと辻直人がスリー5本、一番大事な終盤で2本決めて、マジでじーつーだったね。
じーつー、ホント千葉戦に強いのよ。勘弁して。
(というか千葉がシューターに弱い説)
ちなみに私は千葉ジェッツのファンだが、野球は千葉の次に横浜DeNAが好きで、川崎もBリーグで好きなチームの1つである。YouTubeもちゃんとチェックしている。
なので天皇杯は川崎に持ち帰ってほしいなと思う。
(サンロッカーズも負けたしね。)
進化するとどろきアリーナ
DeNAが買収して以降、川崎ブレイブサンダースの経営努力は本当に頭が下がる思い。
とどろきアリーナは毎年確実に進化している。今年度はエンドのリボンモニター(1階席と2階席の間の細長いモニター)が新設されていた。
映像や装飾物、パンフレットに至るまでデザインの統一感があってカッコイイ。
一緒に会社をやっているエンジニア兼フォトグラファーの同僚と「デザインがIT企業っぽい。DeNAっぽいって言うのかも。」という話になり、親会社のDeNAのデザイナーが仕切っているのかな?と思ったりした。
派手なんだけどうるさくない、スタイリッシュでカッコイイデザインだなと思った。
あとは試合までに花火までやるのは知らなかった(or覚えていなかった)。炎の量がすごくて、まるで火事だった。
火のマネジメントは大変だろうに…。
バスケ初心者に対する配慮もあって、3秒ルールなどは中央の4面モニターで解説してくれていた。
(これは昨年度からあって継続されていた)
ちなみに、私の中でとどろきアリーナといえばオリジナルの「クラフトビール」なのだが、緊急事態宣言を受けて飲食の発売は見合わせていた。これは本当に残念だった。コロナが収束するのを待つか、オンラインで販売して欲しいと思う。
ジェッツもサンロッカーズも天皇杯は終わったけど、Bリーグのレギュラーシーズンは「まさにこれから」。
そして私は再来週にもまた川崎ブレイブサンダースvsサンロッカーズ渋谷を観に、ここ、とどろきアリーナに来る予定だ。