アルティーリ千葉とは?参入リーグ,ホームタウン,アリーナ, 親会社などを紹介

この記事の要点

「アルティーリ千葉」とは、2021年に誕生した、プロバスケットボールチームです。

この記事では、2021年 – 2022年からBリーグに参入する「アルティーリ千葉」の

  • ホームタウン
  • アリーナ
  • 親会社

などを紹介していきたいと思います。

最近は千葉駅で大規模な広告が掲出されたり、地域新聞に載ったりし、「アルティーリ千葉とは?」という方もいると思いますので、この記事を通じて同チームに興味を持っていただけたらと思います。

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「最短でのB1昇格」「最短でのB1制覇」を掲げる同チームは、

  • 前オーストラリア代表HCのアンドレ・レニマス氏の招聘
  • B1・B2顔負けの選手獲得

など、その本気度の高さから話題を呼んでいます。

アルティーリ千葉のチーム名

「アルティーリ」はエスペラント語で「魅了する」「惹きつける」という意味です。

エスペラント語は、133年前に世界共通語となるように作られた言葉で、 現在、世界で100万人以上が使用しています。

引用:NHK

ちなみに、親会社のアトラエはスペイン語で「魅了する」「惹きつける」という意味です。

親会社の社名・子会社のバスケットボールチーム名が違う言語で同一の意味というのは、新しく洒落ている発想だなと思います。

アルティーリ千葉が参入するリーグ

アルティーリ千葉は日本の男子プロバスケットボールリーグである「Bリーグ」に参入します。

BリーグはB1〜B3の3つのリーグで構成されており、新設のアルティーリ千葉は2021-22年のシーズンはB3リーグに参戦。

B3・B2リーグを勝ち上がっていくことでB1に昇格することができます。すべての条件を満たして1年ずつ上がったとして、最短でB1に上がるのは2023-24シーズンからになります。

B1には

  • 千葉ジェッツふなばし
  • アルバルク東京
  • 川崎ブレイブサンダース

などの日本を代表するチームが揃っており、千葉県としては千葉ジェッツに加えてアルティーリ千葉もB1に上がったら更に盛り上がることと思います。

アルティーリ千葉のホームタウン

Bリーグにおけるホームタウン・ホームアリーナ制度

Bリーグにはホームタウン制度というものがあります。それぞれのチームにはホームタウン(市区町村)があり、そこを拠点に活動することになります。

Bリーグ規約には以下の文言が含まれており、ホームタウンの制定はマストとなっています。

第22条〔Bクラブのホームタウン(本拠地)〕
(1) Bクラブは、理事会の承認を得て特定の市区町村をホームタウンとして定め なければならない。ただし、次の各号の条件を満たし、理事会の承認を得た場 合には、複数の市区町村または都道府県をホームタウンとすることができる。

1 自治体および都道府県バスケットボール協会から全面的な支援が得られる
こと

2 取りまとめ役となる自治体(ホームアリーナを有し、支援の中核をなす市
区町村)を定めること

3 活動拠点となる市区町村を定めること

Bリーグ規約

このような文言があるので、原則ひとつのホームタウンにひとつのチームです。

例外はBリーグ設立時からあった渋谷区(アルバルク / サンロッカーズ)と、新たに横浜エクセレンスが参入する横浜市(ビーコルセアーズ / エクセレンス)です。

アルティーリ千葉のホームタウン

千葉県千葉市

アルティーリ千葉のホームタウンは千葉県千葉市です。千葉市は

  • 100万人近い人口を抱え、近年も人口は増えている
  • 千葉市以南、以東にも多くの市や人口を抱える
  • 千葉ロッテマリーンズ、ジェフユナイテッド市原・千葉を有し、市民のスポーツ熱も高い

という場所であり、新たにBリーグチームを立ち上げる上でも相当ポテンシャルのある市であると思います。

隣の市にはBリーグチャンピオンの超人気チームである千葉ジェッツふなばしがありますが人口のポテンシャルで言えば、2チームとも人気ある状態で共存することは可能だと思います。実際、千葉県には柏市と千葉市にJリーグチームが2チームあります。

千葉市はジェッツでは…?

よくある誤解としては、千葉ジェッツは千葉市でも試合をしていたので、千葉市はジェッツのホームタウンだと思われていることですね。

千葉ジェッツのホームタウンは正確には千葉県船橋市で、千葉市は「フレンドリータウン」ですね。

船橋に次いで試合開催数の多い千葉ポートアリーナを有する千葉市と2015年12月23日「フレンドリータウン協定」を締結いたしました。これは、千葉市と千葉ジェッツが協働活動を推進することにより、千葉市のスポーツ振興とお互いの発展を目的とするものである。これを受けて、NBL公式戦千葉ジェッツホームゲーム会場で千葉ジェッツクラブ代表島田慎二(当時)と熊谷俊人千葉市長との間で調印式が行われた。

フレンドリータウン(千葉市)

千葉ジェッツの千葉市開催が年々減っていることからも、アルティーリ千葉が新設し、B2B1に昇格するにつれて、この協定も無くなるのかなと、個人的には感じています。

アルティーリ千葉のホームアリーナ

アルティーリ千葉のホームアリーナは「千葉ポートアリーナ」になります。

これまでは千葉ジェッツふなばしのサブアリーナとして、年間~6試合開催されていましたが、年々その試合数も少なくなり、今後はアルティーリ千葉のアリーナに移っていきます。

千葉ポートアリーナはアクセスの手段が多い

  • JR千葉駅から徒歩16分
  • JR千葉みなと駅から徒歩15分
  • 京成電鉄千葉中央駅から徒歩12分
  • 千葉都市モノレール市役所前駅から徒歩8分

これと言って近い駅がないという面もありますが、千葉駅から徒歩で行けることもあり、

  • JR総武線・総武線快速
  • JR総武本線
  • JR外房線・内房線
  • JR京葉線
  • 京成電鉄千葉線
  • 千葉都市モノレール

と、多数の電車が最寄り駅までアクセスすることができるというのは強みです。

現在、千葉駅や千葉都市モノレールなどで大規模な広告の掲示を行っているので、興味のある方は見に行ってみてください。あるいは千葉駅などを通る際には気にかけてみてください。

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千葉ポートアリーナの収容力

千葉ポートアリーナは

  • 2階の固定席で4380席
  • 1階エンド側の可動席で616席
  • 仮設席で2500席

合計で7496席を抱えるアリーナです。

この規模は既にB1を含めてもBリーグ最大クラスであり、新規参入チームが最初からこのアリーナが使えるというのは大きなアドバンテージになると思います。

コロナ禍で収容率を50%未満にしても3000席は確保できるのは運営側としては安心できると思います。あとはその器を埋める集客力ですね。

2021-22は千葉県内各地で開催

1年目にあたる2021 – 22年のシーズンは富津市・館山市・山武市・浦安市など千葉県内各地で主催試合を行います。

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県内の各地で行うことで「顔見せ」の要素があります。

新規のチームなので、県内での認知を上げていこうという狙いがあると思います。

また、B3リーグだとB1・B2リーグに所属している時と比べて集客力は落ちますから、ポートアリーナに腰を据えてしっかり集客していくというのはB2に昇格してからになると思われます。

親会社

Bリーグ運営会社の形式

Bリーグチームの運営会社には2種類の形式があります。

  • 地元の人たちの出資で設立・運営している会社
  • 大企業の子会社として設立or買収された会社

上記の2つの境界はあいまいで、たとえば「7割は地元」「3割は大企業」という形式もありえます。

前者がいわゆる「市民球団」、後者が「親会社持ち」なんて言われます。ちなみにプロ野球(NPB)は全チーム親会社持ちです。

アルティーリ千葉の親会社

アルティーリ千葉には親会社がおり、株式会社アトラエの100%子会社です。

昨日、弊社アトラエの100%子会社であるアルティーリの保有するプロバスケットボールチーム「アルティーリ千葉」がB3リーグより正式に公式試合参加資格承認を受けたことにより、2021-2022年シーズンよりB3リーグに参戦します!

Bリーグ参入について : 麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

アトラエは端的に言うと、「IT × 人材領域(ピープルテック)」で事業を生み出す会社で、

という事業を運営しています。

東証一部上場企業であり、ここ3年くらいの営業利益は年10億円前後。IT企業らしく、20%~30%前後の高い営業利益率を誇っています。