初の盛岡競馬場
我々の岩手旅行における目玉コンテンツ、盛岡競馬場(岩手競馬)に行ってきました。
旅に行ったついでに競馬をする、あるいは競馬をしに旅をする、いわゆる旅競馬はいつもの競馬よりも楽しく、心躍るものです。
盛岡競馬場は初めてでしたが、地方競馬ではトップクラスなのではと思わされる充実度でした。
なかなか行く機会のない場所なので今回はご紹介したいと思います。
盛岡競馬場の特徴
JRAに匹敵する施設の大きさ
盛岡競馬場に入場して、まず驚くのが「大きい」ことです。
入口の広場ではJRAの競馬場でも見かけないような大きな馬のオブジェが出迎えてくれます。
今はコロナ禍で座席数が制限されていますが、大モニターがあるホールもとても広いです。
こちらはコースの前にあるスタンドです。こちらも広く席数が多いです。
建物内には指定席もしっかりあります。
パドックはこじんまりしています。
全体的に新潟競馬場や函館競馬場、札幌競馬場とそん色ないくらいの大きさ・広さで驚きました。
この日はお客さんも多くはなかったので、密を気にせず、のんびり楽しませていただきました。
芝生・公園エリアも広い
コースを囲むスタンドの隣にある芝生のエリアも広いです。ここでゆっくりしながらお弁当を食べたり、ビールを飲んだりしたら至福の時間が過ごせそうです。
上記の芝生エリアの裏側には公園のようなスペースもあります。こちらもかなり広いので、お子様が遊ぶのにも良いでしょう。
他にも庭園のようなスペースがあり、散歩するには楽しいスポットが色々ありました。
地方競馬唯一の芝コースがある
盛岡競馬場、最大の特徴と言えるでしょう。日本の地方競馬では唯一の「芝コース」があります。
OROパークは一周1600mのダートコースと、一周1400mの芝コースを持つ競馬場です。日本の地方競馬場で芝コースを併設するのはOROパークだけですね。
盛岡競馬場
JRAでは芝コースがメインですが、地方競馬ではここだけ。
マイルチャンピオンシップ南部杯 (JpnⅠ)が開催される
10月には「マイルチャンピオンシップ南部杯 (JpnⅠ)」というレースが開催されるのも大きな特徴でしょう。
とても大きなレースで、JRAの一線級のダート馬も多数参戦します。
地方競馬でそのようなレースは稀であり、それも大抵は大井競馬場など南関東競馬で行われるので、 マイルチャンピオンシップ南部杯 (JpnⅠ)の存在はとても大きいと言えます。
女性騎手(関本玲花)がいる
競馬界全体では相当珍しい「女性騎手」がいるのも岩手競馬の大きな特徴です。関本玲花騎手という、2000年生まれの若手騎手です。
元騎手でお父さんでもある関本浩司氏の厩舎に所属しております。
現地で観た感想はやはり人気。私が観に行った日には勝利を挙げたレースもあり、その際は現地もかなり盛り上がりました。
愛称は「オーロパーク」
盛岡競馬場の愛称は「オーロパーク」というそうで、場内の各地に「ORO」という文字がありました。
理由は公式サイトにありましたので、以下、引用させていただきました。
盛岡競馬場がなぜ「OROパーク」と呼ばれるかというと、かつて盛岡競馬場が盛岡市内・上田地区にあった頃(先々代になります)、競馬場のそばに湧いていた『黄金清水』にちなんで黄金競馬場と呼ばれていたことがありました。
盛岡競馬場
高松の旧競馬場を経て現在地に移転する際、かつての愛称を復活させ、スペイン語で金の意味になる「ORO」をいただくことにしたのです。
アクセス:盛岡駅からシャトルバスを利用
盛岡競馬場は盛岡駅から車で20分ほどの場所にある、基本的には「車で行く場所」。
ですが、盛岡駅から「無料・約30分」で送迎してくれるシャトルバス(ファン優待バス)があり、それを利用しました。
バスは路線バスと同じ形であり、座れないこともありますが、とても便利でございました。
ジャンボ焼き鳥とビール
盛岡競馬場には屋台村というフードコートのようなエリアがあり、食事や酒類が販売されていました。
こちらの名物は「ジャンボ焼き鳥」。
焼き鳥の肉1つがチキンステーキのような巨大な焼き鳥です。
これと生ビールの組み合わせがたまらないのです!!
この日は蒸し暑く、その中で飲むビールは最高でございました。