上海市内の移動は基本、地下鉄
こんにちは。今回は、上海に来た際の、市内の移動方法についてお話ししたいと思います。
上海市内の移動は、基本、地下鉄になると思います。タクシーもかなりの数が走っているものの、タクシーの運転手さんは基本、英語が通じないため、タクシーで移動するのはかなり難易度が高いと思います。住所も、英語表記だとほとんど通じないようです。
というわけで地下鉄。上海は地下鉄が東京メトロのように張り巡らされており、かつ3分以内に1本くらいの頻度で来ますので、かなり便利に利用することができます。
今回は、その上海の地下鉄を「日本との乗り方の違い」を中心にご紹介したいと思います。
上海の地下鉄は1号線~x号線
上海の地下鉄(正式名称は「上海軌道交通」)は、1号線、2号線、12号線、13号線と、名前がナンバリングでつけられております。
そのため、乗り換えアプリで駅名を入力すれば、乗るべき電車は「数字」で覚えればよいので、比較的わかりやすいと思います。
開発する側としても、新しい電車を通したとしても、ネーミングに困らなくて済むので、こっちの方が便利そうです。「副都心線」とかわかりにくいですよね。笑
基本は切符を買う
上海の地下鉄は、観光客は基本、切符を買って乗ります。AliPay(中国の決済アプリ)が使える人は、そちらでも乗れるようですが、最近、外国人はAliPayとWeChatPayを利用できない方向になっているようです。
私も、今回はすべて切符を買って利用しました。
券売機の操作方法は、以下のようになっております。
- 目的地の駅の「路線」を選択する
- 目的地の駅を選択する
- 人数(枚数)を選択する
- お金を入れて支払いをする
事前に、行きたい駅が「何号線なのか」を調べておく必要があります。
【注意】地下鉄に乗るときは小銭を用意!
券売機の操作自体はそこまで難しくはないのですが、1点、「紙幣が使えない」ということに注意が必要です。
まず、デフォルトで「100元紙幣が使えない」ため、空港で両替をして、そのまま地下鉄に乗ろうとしている人は、1回空港で細かく崩してから地下鉄駅に行くようにしましょう。
次に、10元札などの細かい紙幣も使えないことが多いです。偽札対策なのかはわかりませんが、金額にかかわらず、やたら紙幣を上手く読み取ってくれません。
駅で両替をするのも恐ら、相当めんどくさいと思いますので、事前に小銭を用意しておいてから地下鉄駅に行くことをおすすめします。
上海の地下鉄は安い
上海の地下鉄は非常に安価で利用することができます。乗り換え込みで1時間ほど乗っても、10元(約150~170円)ほど。ここに上海の物価を感じますね。非常に安いです。
上海の地下鉄には「手荷物検査」がある
上海の地下鉄に乗るときはすべて「手荷物検査」があります。ボディチェックまではなく、かつ、ボディバッグなどの小さい荷物も検査対象にはなりません。リュックやスーツケースなどはチェックの対象になります。
観光客が、中身で止められることはないんじゃないかなぁと思います。全然、空港ほど厳しいことはなく、飲食物を持っていても問題ないです。ただ、多少時間はとりますので、上海の地下鉄は余裕をもって、ゆっくり移動するのが良いと思います。
改札は「入場はタッチ、退場は挿入」
切符は、こんな感じのカードになります。デザインは複数種類あります。
改札に入る際は、切符をSuicaのように上にタッチすると、回転式のバーが動きますので、押し入ります。
逆に、改札から出る際には、切符の挿入口がありますので、そこに入れると、同じくバーが動きます。
到着時刻を秒単位で教えてくれる
上海の地下鉄ホームにあるモニターでは、広告映像と、次の電車の案内が掲載されています。
次の電車の到着時刻が「秒単位」で教えてくれるのはすごいなと思います。日本はしれっと遅れることが多いので、中国が到着時刻に敏感なのは、正直意外でした。
上海の地下鉄の車両中は普通
肝心の車両はどんな感じかというと、普通でした。電光掲示板等で、現在駅・次の駅の案内等があるなど、特に不便さも感じませんでした。
駅の間隔は短めで、乗っていても東京メトロみたいな感覚がありました。ただ、座席にはクッションがなく、公園のベンチのような感じですので、長時間座っているとお尻が痛くなるかもしれません。私のお尻は長年の野球観戦で鍛えられているので、大丈夫でした。
駅の看板も多く設置されているので、乗り換えも特に不便なくスムーズに行うことができました。
上海の地下鉄で十分
上海の地下鉄を初めて利用した感想としては「地下鉄が無難」ということでした。タクシーではトラブルや不便な思いをしたという声を聞くことがあります。
地下鉄が100パーセント安心とは言えませんが、タクシーのようなトラブルに巻き込まれるリスクは少ないため、無難に移動することができると思います。中国・上海に自信がない方は地下鉄を利用するのがおすすめでしょう。
ほか、小さいこととその感想
・駅の自販機は観光客には使えない。QRコード決済専用。これは地味につらかったです。笑
・地下鉄内の飲食は禁止らしいです。
・めっちゃ大きい声で電話する人もいます。「キレてるの?」と思うんですが、怒ってはなく、現地特有の話し方(のひとつ)らしいです。
・割と必死に席取ってくる。日本人は伺いつつ席を取る人が多いけど、その感覚はなく、「空いたらゴー」でした。