アルコール0.5%「“微アルコール”ビール」
3月30日、アサヒビールより、”まったく新しい”商品が出ました。
「ビアリー」というビールテイスト飲料です。
最大の特徴はアルコールが0.5%の“微アルコール”。ノンアルコールではなく0.5%にすることで、ノンアルコールビールでは実現できない「ビールの味・美味しさ」を引き出せるそうです。
早速買って飲んでみた
発売日にスーパーへ行き、午前中ですが早速飲んでみました。値段は普通のビールと同じくらいでございました。
グラスに注いだ感想は「きわめてビールに近いな」と感じました。
飲んだ感想としては、ビールと比べて少し甘さがありますが、それでも「きわめてビールに近いな」と思いました。
ノンアルコールビールにありがちな雑味・人工甘味料の感じは一切なく、また、いわゆる第3のビールよりもビールらしい味がしました。
これは製法に由来するらしく、ビールを作ってからアルコールを取り除くという、海外のノンアルコールビールの製造法を取り入れております。
BEERYは麦、ホップなど100%ビール由来の原料を使用し醸造した香り豊かなビールから、
アサヒ ビアリー | アサヒビール
アルコール分のみをできるだけ取り除く「脱アルコール」製法により作られています。
そのため、アルコール分0.5%でありながら麦のうまみとコクを味わえます。
原材料も余計なものが入っていない印象で、これが自然なビールの味を出しているのかなと思います。
ちなみにアルコールが1パーセント未満であれば税法上アルコール飲料には含まれないので、このビアリーは清涼飲料水としてカウントされるそうです。
(当然、これを飲んで運転してはいけない)
あえて「0.5%」を採用することで、日本のノンアルコールビールではこれまで採用されなかった製法を用いることができるのです。これは発想の勝利かもしれない。
唯一気になる「糖質の量」
ビアリーは基本的には味が良いので推したいところですが、ひとつ、「糖質の量」がとても気になります。
100mlあたり7.4gというのは、他の缶ビールの2倍~2.5倍でとても多い印象です。
また、最近は「糖質オフ」「糖質ゼロ」がビールや第3のビールの主戦場な気がするので、これはどうかな…と思いました。
カロリーは普通ですが、糖質だけでいえば、普通の缶ビール2本分に相当するのでどうでしょう。
まとめ:常飲するかは微妙だがコンセプトは分かる
アルコール0.5%というのは「ほろよいの1/6」の量なので、私の場合これを2缶ほど飲んだからといって酔うことはほとんどないと思います。
それでいてビールらしい味・飲みごたえはしっかりとありますので、「ビール飲もうか迷うなぁ」という日にビアリーで済ませるというのはアリなのかなと感じました。
一方で糖質が多いので飲みすぎには気をつけなければいけません。アルコールが少ない分飲みすぎないのかな…という気もしなくはないですが、あくまで1日これだけを1,2缶で済ませるとか、このあとにも用事があるとか、そういったときに利用するものかなと感じました。
あとは、のちにサントリーから糖質ゼロのビールが出ますので、その出来にもよるのかなと思います。