山形県鶴岡市「ショウナイホテル スイデンテラス」宿泊記。温泉と朝食,サウナ新設

「ショウナイホテル スイデンテラス」とは

2018年9月に山形県鶴岡市に開業した、まだ新しいホテルです。

「ヤマガタデザイン」という、山形県庄内地方の街づくりに取り組むベンチャー企業がつくったこの施設は「田園の上に浮かぶような雰囲気」が特徴で、鶴岡市の自然に溶け合うような形状をしています。

スイデンテラス公式

お部屋の紹介

3つの宿泊棟

スイデンテラスは建物が機能別に分かれており、そのうち3つの宿泊棟があります。

それぞれの名称は鶴岡市にある有名な3つの山「出羽三山」から用いられており、

  • G棟(G = 月山)
  • Y棟(Y = 湯殿山)
  • H棟(H = 羽黒山)

という名前になっております。私が宿泊したのは以下の写真右側の建物である「H棟」です。

実際の出羽三山の高い順が月山>湯殿山>羽黒山なので、宿泊棟のランク(価格)もその順番なのだろうと想像できます。

宿泊した部屋

スイデンテラスには多種多様なお部屋があります。

スイデンテラス公式
スイデンテラス公式

今回私が宿泊したのは「H棟」の「ダブルルーム」。おそらくスイデンテラスの中でいちばんリーズナブルなお部屋だと思います。

間取りは以下のような感じです。

スイデンテラス公式

客室のレポート

客室の内装は木を基調としており、落ち着く空間となっています。

冷蔵庫やエアコンなど、様々なものが壁一面の棚に収納されており、室内の景観にはとても気が配られていることが分かります。特にエアコンが隠れているのはすごいですよね。

洗面台もとても綺麗です。アメニティも一通りありました。

バスとトイレは分かれています。温泉があるので客室のお風呂は使いませんでしたが、とても綺麗です。

寝間着は浴衣でした。

温泉とサウナ

温泉

宿泊した当時は内湯と露天風呂の2種類がありました。

スイデンテラス公式

当時も温泉はとても気持ちよかったです。

サウナは2021年に新設

当時は露天風呂は男性のみだったのですが、2021年にスパ部分がリニューアルし、サウナや水風呂が出来たほか、お風呂が男性・女性で日ごとに入れ替わるようになりました。

スイデンテラス公式
スイデンテラス公式

サウナは最近人気ですからね。ジムが併設されていることもあり、サウナ・水風呂は求められていたと思います。

とはいえ、それをリニューアルで付け足してくるパワーがすさまじいです。

コロナが落ち着いたら私もまた宿泊に行きたいと思います。

朝食ビュッフェ

朝食会場は陽が差し込むテラス付き

今回は「朝食つき」で予約しましたので、チェックインの際に、上記の「朝食引換券」をいただきました。

レストランエリアはかなり広く、おそらく、最大で100人近くの人が同時に朝食をとることができます。

そのため、お部屋のキャパを考えたときに朝食会場がいっぱいで並ぶことはめったになさそう。好きな時間にゆっくりと食事にありつくことができそうです。

窓が大きく、陽の光がたっぷり入ってきます。ここでいただく朝食は、さぞ気持ちが良いことでしょう。

テラスも広々としております。

景色は最高。陽の光と風、そして目の前に広がる自然が、とても気持ちよかったです!

庄内・鶴岡の「地のもの」を味わうビュッフェ

朝食ビュッフェはバラエティに富んでおり、庄内の「地のもの」をたっぷり味わうことができるビュッフェでした。

まずは、定番のお魚・肉など。

ソーセージも、地元名産の「庄内豚」が使われており、とってもジューシーで高級なソーセージでございました。

庄内名物の玉こんにゃくと芋煮です。

「芋煮」は山形県でも、山形・内陸地方と庄内地方では「まったくの別物」になっております。庄内のは「豚肉・みそ味」です。

対する山形・内陸のは「牛肉・しょうゆ味」。スイデンテラスにあった芋煮は当然、庄内のテイストのものでした。

切り干し大根やハムも庄内の食材を使用。特に「山形ハーブ鶏の鶏ハム」はしっとりしていて、とても美味しかったです。

あとは「麦切り」。

麦切りとは、庄内名物の、うどんのような麺です。

これだけ庄内のものが揃っているのに驚きました。

ハンパないこだわりを感じることができ、「並のホテル」「並の朝食」とは明らかに一線を画していることが伝わります。

「白いご飯」が絶品

庄内といえば「お米」の名産地です。全国的にも有名な銘柄「つや姫」のご飯が置いてありました。

よい炊飯器です。

そして、「ご飯のお供」も盛りだくさん。

漬物から半熟卵、納豆まであります。

特に納豆は超大粒で、ぜひ食べていただきたい一品。この納豆とご飯の組み合わせが最高でした。

ドリンクコーナーも充実

ドリンクコーナーも充実しておりました。

コーヒー、麦茶、オレンジジュースに加え、トマトジュースもありました。このジュースに使ってるトマトは自社で育ててるようですね。すごいです…。

ヨーグルトもスイカも美味しい

デザートも充実。

ヨーグルトには地元の「鳥海高原ヨーグルト」を使っておりました。 鳥海高原ヨーグルトは濃厚で甘くて、砂糖なしでも充分いけちゃいます。また、備え付けのメープルシロップとの相性も最高ですね。

スイカも、山形ではよく採れます。スイカも、本当に美味しいんですよ…。

その他・館内施設

宿泊者利用可のジムが併設

温泉と同じ建物に宿泊者が利用できるジムがありました。

スポーツジムと比べて種類こそ多くはないですが、軒並み最新?高級?のマシンを使っている印象でした。

私もここでランニングしてから温泉に入りました。とても気持ちよかったです。今はサウナもありますので、ここで運動してから入ると最高でしょうね。

山形の地酒も置いてある売店

レストランの隣には売店があり、お土産をはじめ、山形県の地酒や缶ビールなどの酒類も販売しておりました。

親切なことにグラスや栓抜きもあります。

製氷機もあります。

ラウンジスペースは広々しており、ゆっくりすることができます。

私は鶴岡の地酒を飲みながら、軽く仕事をしていましたが、すごく良い時間が過ごせました。

(どこで買ったか忘れましたが)お土産に買った平田牧場の生ハムが絶品でした。平田牧場は庄内地方発祥のとんかつ屋さんで、都内にも出店しています。

コインランドリー

コインランドリーもありました。

山形の田舎。近くにコインランドリーなんてありませんから、館内にあるのは助かります。

レンタサイクル

レンタサイクルもありました。

鶴岡市はとても広いので自転車でどれくらい観光地は周れるのだろうか…という感覚はありますが、田んぼの景色を見たり市街地にアクセスする手段としては良いかもしれないと思います。