「偉大な歴史」第一歩を見届けに
プロバスケットボール・Bリーグの最下部リーグであるB3リーグが開幕しました。
注目は、千葉県千葉市をフランチャイズに新規参入を果たしたアルティーリ千葉。
千葉市は私の地元。「おらが町」にできたBリーグチームであり、本拠地の千葉ポートアリーナは成人式で参列した場所であるので、とても感慨深い心境です。
かつ、チームも
- 世界的名将のレマニスHCの招聘
- 大塚裕土、レオ・ライオンズなどB1選手の獲得
- シックなデザイン、格好良いユニフォーム
など、B3・新規参入チームとは思えない豪華さを持っているチームです。
そんなアルティーリ千葉。新規参入チームはもれなくB3リーグからの参戦となるため、参入最初のシーズンからリーグ2位以上の成績を残し、1年でB2へ昇格することが求められています。
2021年10月9日。アルティーリ千葉の最初のシーズンが始まりました。
初戦はアウェイ・岐阜の地で岐阜スゥープスとの試合。
「1年目の1試合目」は歴代でも一度きり。せっかくの機会ですので、日帰りで岐阜まで観戦に行ってまいりました。本日はそのレポートになります。
旅程
- 東京から名古屋に移動(東海道新幹線)
- 名古屋駅ホーム「住よし」で「きしめん」を食べる
- 名古屋から岐阜へ電車移動
- 路線バスで移動し、金華山ロープウェー・岐阜城を観光
- 路線バスで移動
- 「飛騨牛一頭家 馬喰一代 岐阜神田」でランチ
- タクシーで「OKBぎふ清流アリーナ」に移動
- 「岐阜スゥープス vs アルティーリ千葉」観戦
- 路線バスで岐阜駅に移動
- 岐阜から名古屋へ電車移動
- 名古屋でお土産等を購入
- 名古屋から東京に移動 (東海道新幹線)
※以下は時系列に関係なく、トピックごとに記載してまいります。
移動・交通
新幹線日帰りはJR東海ツアーズのプランがオススメ
今回は利用できませんでしたが、東京から名古屋などへ日帰りする際には、JR東海ツアーズのプランで往復の新幹線を購入するのがオススメです。
東京から名古屋までの新幹線指定席は片道で自由席11540円、指定席だと12280円かかりますが、こちらのプランを利用すると往復で16500円~(執筆時)で利用することができます。

もちろん新幹線は「のぞみ」も利用できます。
注意点は以下の2点で、
- 2日前以前(執筆時)に予約しないといけないこと
- 目的地・乗車時間の変更ができないこと
私は今回、事前に予約をし忘れたために現地で乗車券を購入することになりましたが、事前に乗車する新幹線を決められる人にとっては、めちゃめちゃ安くなるのでオススメのプランでございます。
ちなみに千葉ジェッツの試合を観に豊橋まで行ったときに類似プランを利用しました。名古屋駅以外でも同様の日帰りプランが展開されていますので、ぜひ利用してみてください。
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路線バスはIC使えないので注意
今回行ったOKBぎふ清流アリーナは岐阜県岐阜市内にあります。
アリーナへの往復や観光などの移動は路線バスを使いましたが、地方の路線バスあるあるで、「(Suicaなど)他社の交通系ICカードは使えません」ということでした。

「なんで統一してくれないんですかね…」と思いつつ、両替して支払いました。
遠征する人は注意。
タクシーも飲食店も、都市部よりは現金決済が増えるでしょうし、ある程度の現金は持ち運ぶようにしましょう。
「観光」:岐阜城を訪問
岐阜についてから試合までは時間がありましたので、岐阜市内を少しだけ観光しました。
金華山ロープウェーを利用し、山を登って岐阜城に行きました。ロープウェーを使っても、岐阜城の天守閣までは階段が多かったので、良い運動になりました。




山と川に囲まれた街の景色はとても美しかったです。気温もちょうどよく、とても良い気分になりました。
「食」:きしめんと飛騨牛を
名古屋駅のきしめん「住よし」で朝食
朝食は名古屋駅到着後、駅のホームできしめんを食べることに決めておりました。

名古屋駅のホームにはきしめん屋さんがいくつもあり、もはや観光地として有名になっています。味の評判もとても良いです。


かきあげきしめん。530円。

揚げたてでサクサク・フワフワのかきあげと、コシが良いきしめん、かつおベースの汁。
駅のホームで、約500円で、この味が食べられるのは大満足です。
岐阜で飛騨牛に舌鼓
前述の飛騨城観光後、岐阜駅近くの「飛騨牛一頭家 馬喰一代 岐阜神田」というお店で飛騨牛の焼肉をいただきました。

10分ほど待って入店しました。
座敷の4人席をひとり占めするのは忍びないですが、ランチでディナー並みの金額使ったんで許してくれるでしょう。

旅先で昼から飲むビールは素晴らしい。

「飛騨牛高級どて煮」。
内蔵の旨味と味噌の濃い甘辛さがマッチした、無限にビールが飲める一皿。

焼肉は「本日の赤身」と「厚切りタン」を。

タンのこの厚さですよ。これは都内で2000円では食べられないでしょう…。

美味しいお肉をひとりで焼き、ひとりで食べる。最高の贅沢を過ごさせていただきました。

最後に「飛騨牛 寿司 五種盛り」。とろけるようなお肉をシャリと共に味わい、この時間をシメさせていただきました。

「岐阜スゥープス vs アルティーリ千葉」観戦記
「OKBぎふ清流アリーナ」について


場所・アクセス
- JR東海道本線西岐阜駅から南へ徒歩約30分
- 岐阜バス「OKBぎふ清流アリーナ」バス停で下車、徒歩すぐ
(バスの乗車時間は20分前後) - 岐阜駅からタクシーでは10分前後、約2000円
バスの本数も多くないですし、基本的には「車で行く場所」だったと思います
私は「行きはタクシー・帰りはバス」を利用しました。帰りのバスは試合終了後すぐに来ましたので、試合終了後素早く会場を後にしました。
タクシーは岐阜駅の南口に停車しているのを使いましたが、メインの北口よりもアリーナに近いのでコスト削減にはなると思います。
座席・内装
まずはアリーナの大きさが目につきました。現在はB3ですが、全然B1にもあるくらいの広さ・2階席の席数かなと。

そのぶん1階席の席数は少ない(多くは床にパイプ椅子)です。
客数を考えても1階に本格的な階段状の座席が入るのはまだ先になるのかなと思います。

ただ、施設は相当古め。2階席は木製のベンチで、正面のセンターを除きすべて自由席でした。

1階席(ベンチ向かい側)は一列目のみがコートサイド席(前売り5000円)で、あとは指定席(前売2500円)・テーブルシートでした。

1階の指定席はこのような形でした。コートサイド席の後ろの一列目はフロアレベル、二列目から階段状に上がっていきます。段差は高いとは言えないと思います。ただし、後ろのテーブルシートには特に高い段が設けられておりました。

今回座ったのは1階席・中央の1列目。コートサイド席の後ろで同じ段なので、前の人の頭が視界に入ることがありますが、それでも見やすく、迫力満点でした。

何よりもこの席が2500円。今まででは考えられないくらい激安でした。
演出など
岐阜スゥープスにとってもホーム開幕戦だったそうです。
それもあってか、Tシャツが配布されていました。
席も安いのにTシャツまでくれるって最高ですね…かわいいデザインなので部屋着などで使っています。

演出に関しては良い意味で「普通」でした。
良い意味でというのは、B1B2チームに比べてもそこまでそん色がないと感じたことです。
もちろん千葉・川崎・宇都宮等抜けてるチームはありますが、それ以外と比べてそんなに何かが劣るかということはなかったと思います。とてもよく楽しむことができました。


目の前にいたアリーナMCの方が歌い出したのは驚きました。(実はコロナ対策で歌ってはなかったらしいですけど)
アリーナMCが歌うって新鮮で、かつ盛り上がって、良かったですね。
FALCONさんとおっしゃるそうで、歌っていた曲もSpotifyにありました。今でもけっこう聴いております。
試合の感想

90-83。無事に開幕戦を勝利で飾ることができました。
最後詰められて点差こそ一桁で終わりましたが、終始リードで試合を進め、逆転されそうな時間帯も特にないと思いました。(違ったらごめんなさい)
試合に関するトピックとしては、
- ラベネル選手が合流し、インサイドがしっかりしてきた
- チームはすごい元気。本当によく声を出す
- コーチ陣も元気で、頻繁に選手とコミュニケーションをとる
- 大塚選手をはじめベテランがよく若手選手に声をかけている印象
- レマニスHCはいつかテクニカル取られる気がする(笑)
- アルティーリファンが思ったよりもいた
という感じでした。
クールなチームカラーの印象でしたが、選手たちがすごく元気で、驚きましたが、すごく魅力的に感じました。
ゼロイチで立ち上がったチームであり、本格的な合流も8月以降、ラベネル選手の合流に至ってはついこの前でした。ここから急上昇カーブを描いてB2昇格を果たしてほしいと思います。

現地観戦はできませんでしたが翌日も勝ちホーム開幕連勝。その後水曜日の天皇杯も勝ち、チームとしては6連勝を飾りました。
翌週のホーム開幕戦に向けて、良い流れができています。

まとめ
- 岐阜城に登って、自然を感じ、
- 美味しいお肉を食べ、
- アルティーリ千葉の開幕戦を見る。
なかなか日帰りは大変でしたが、そのぶん濃縮した時間を過ごすことができたと思います。
(飛騨牛、すごく美味しかったです…)
アルティーリ千葉も岐阜スゥープスも、当然昇格めざして頑張っております。
そのため、来シーズンに同じカテゴリにいるとは限りませんが、また機会があれば伺いたいと思います!