真打ち・登場
ビール愛飲者が気になるものの一つが「糖質」。
金麦をはじめとした第3のビールにおいては糖質オフを謳った商品が出ておりますが、「やっぱりちゃんとしたビールが飲みたい、けど糖質が」という狭間が続いておりました。
ハイボールや日本ウイスキーがここまで飲まれているのも「低糖質」が大きいと思います。白州とか山崎は暫く手に入りにくいですもんね。
それだけ「低糖質」というのは人がお酒を選ぶ際のひとつの大きな指針なのです。
そんな中で、2020年10月にキリンビールが「キリン一番搾り 糖質ゼロ」が発売されました。
日本発の「糖質ゼロのビール」。それもキリンの「一番搾りブランド」ということで、相当な注目と期待を集めました。
筆者も発売日に飲みましたが、味はお世辞にも期待を満たしているとは言えませんでした。(個人の感想です)
とは言えコンセプトと、それを実現したプロセスは素晴らしいので、キリンが改良を重ねるか、他社が追いかけてくるかが期待されておりました。
そこに現れたのが「プレミアムモルツ」を擁するサントリー。
「パーフェクトサントリービール」という名前の糖質ゼロのビールの発売を発表しました。
サントリーのコメントもからも味に対する自信を感じましたし、業界の噂(ってなんだよ)でも味が良いという話を伺っていましたので、とても楽しみにしていました。
キャンペーンに当選し、発売前に入手
4月上旬のある日、急にサントリーから小包が届きまして、「なんだこれ」って思って開けるとビールが。
先日応募したキャンペーンに当たったようで、自宅に発売前のパーフェクトサントリービールが送られてきました。
当選人数は5万人と多いですが、これはとても嬉しいです。
飲んでみた感想 – 「しっかり、うまい」
ここから、実際に飲んでみたレビューになります。
せっかくなので同じサントリーのプレミアムモルツを購入し、飲み比べることとしました。
まずはグラスに注いでみた感じとしては「普通のビール」。
プレミアムモルツと同様、きめ細やかな泡で注ぐことができます。これはなかなか美味しそうです。
味も普通のビールです。
プレミアムモルツと比べると香りは抑えめになりますが、その分スッキリとした味わいで、これはこれで「美味しいビール」だと言えます。
雑味が少ない、それでいてアルコール5.5%でガツンとした飲みごたえもある。
糖質ゼロじゃなくてもなかなか美味しいビールなので、これを糖質ゼロで実現しているのは凄いことだと思います。
私自身、初めて飲んで衝撃を受けました。
表記上、ハイボールとそん色ない栄養成分の美味しいビールが作れるのかと。
原材料もビールで用いられるものだけ。
(糖類が入っているのに糖質ゼロというのはどういうロジックかはわかっていませんが)
プレミアムモルツをあそこまで引き上げた、サントリーの開発力のすごみを感じました。
これは市場がひっくり返ると思います。イノベーションと言ってよいでしょう。
また、プレミアムモルツが「贅沢」というラベルになっているのも、このビールの誕生をアシストしているのかなと感じました。
平日はパーフェクトサントリービール、週末はプレミアムモルツで、のような飲み分けも現実的な訴求方法だと思います。
4月13日発売。
とにかく飲んでみてください。衝撃を受けること、間違いなしです。