【体験記】リニューアル後の東京ドーム。キャッシュレス,座席,演出

  • 2022年4月4日
  • 2022年4月4日
  • 野球

3月18日に東京ドームで巨人vsロッテのオープン戦を観戦しました。

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昨シーズンの終了後、会場となった東京ドームは過去最大規模のリニューアルを実施しました。

リニューアル後の東京ドームへの訪問はこれが初。

新設された席や顔認証決済など、あらゆる箇所の見学・体験してきましたので、ご紹介いたします。

東京ドーム大規模リニューアルの概要

新しい東京ドームのリニューアル概要は以下。キャッシュレスや顔認証など、現代らしいリニューアルとなりました。

ご来場いただくすべての皆さまに、ジャイアンツの世界を五感で存分にお楽しみいただけるよう、場内のLEDビジョン新設や入場ゲート/コンコースの刷新、多様な観戦スタイルに対応した観客席の設置を行うほか、完全キャッシュレス化や顔認証技術の導入などDXも加速させます

東京ドームリニューアル特設ページ|読売巨人軍公式WEBサイト

項目としては、

  • 日本最大級のメインビジョン
  • ゲート/コンコースデザイン刷新
  • 新しい球場演出
  • 新たな観客席
  • スイートラウンジのリニューアル
  • 新たなコラボメニュー
  • モバイルオーダーの拡充
  • 完全キャッシュレス
  • 顔認証決済・入場の導入

と、多岐に渡るリニューアルが行われました。そのうち体験したものに関してご紹介していきます。

日本最大のメインビジョン

今回のリニューアルの目玉が左中間から右中間に渡る、横幅125mのメインビジョン、および外野フェンス上部に設置されたリボンビジョンです。

新たなメインビジョンのサイズは横幅約125メートル、面積1,050㎡。従来のビジョンと比較して面積は約4.4倍に拡大します。画質の面でも国内のプロ野球場では最高レベルとなり、高精細映像を使った迫力あるシーンをお楽しみいただけるようになります。

場内ビジョン|東京ドームリニューアル特設サイト|読売巨人軍公式WEBサイト

外野フェンス上部のリボンビジョンは横浜スタジアムにあるのと同じようなものです。

それぞれ、大型なビジョンが新設されたことによって、多彩かつ迫力のある演出が可能になりました。

また、これまでの東京ドームの名物であった「看板」は試合中に投影されます。

これらのビジョンモニターを活かした本格的な演出はレギュラーシーズン開始以降になると思われます。

今回の訪問時に感銘を受けたのが以下の、「野球ルールの解説」です。試合前に放映されていました。

Bリーグでは試合中に時々観ますが、野球で観たのは初めてになります。

地上波での放送も少なくなった昨今、野球のルールから説明する必要はあるんだろうと思いました。

ゲート/コンコースデザイン刷新

入場ゲートやコンコースのデザインが新しくなりました。

  • 白・黒を基調としたデザイン
  • 所々にアート作品のようなイラスト
  • 至る所に設置さっれたビジョンモニター

と、イケてるIT企業のオフィスみたいなデザインのコンコースだなと思いました。とても表記は見やすく、モニターで試合内容も確認でき、とても過ごしやすい空間だなと思いました。素晴らしいです。

新たな観客席

新しい観客席が続々と誕生しておりました。

コロナ禍を鑑みたと思われ、立見席は全て一掃され、多くの高価格帯席が誕生しました。

まずは内野の立見席の場所に生まれた「マスカバナ」という半個室です。コンコース側からは、このようなドアで仕切られております。

グラウンド側からみると このように開けております。個室に席があり、グループで快適に観戦することができるでしょう。各個室にはビールサーバーも置いてあります。

次は「クラフトカウンター」です。外野の立見席だった場所に、このようなカウンター席が新設されました。ドリンクホルダーもあり、売店にも行きやすいので、お酒やグルメを楽しみたい人に良いでしょう。

車いす席のスペースも広々しておりました。付き添いの方にもクッション付きの座席が提供されるそうです。

これまでにもあったダイヤモンドボックスは座席が増えたそうです。ビジネスクラスのような革張りのシートで、座席の幅も広く作られております。

全体としては「高価格帯」「スイート席」というような座席を増やしてきました。

コロナ禍で立ち見席自体が難しい中で、このような高価格帯の座席を増やすというのは、東京ドームという立地を考えても妥当性が高いことだと思います。

完全キャッシュレス・顔認証決済

売り子まで完全キャッシュレス

東京ドームは今シーズンより場内の決済手段を「完全キャッシュレス」「現金使用不可」としました。

東京ドーム

場内の全売店、客席販売、場内チケットカウンターなどにおいて、完全キャッシュレス化を実施します。
場内各所に「DXサポートデスク」を設置し、はじめてキャッシュレスを利用されるお客様への丁寧なサポートも行っていきます。

東京ドーム

使えるのは以下の決済方法で、クレジットカードから電子マネー、各種コード決済など幅広く対応しています。普段お店で使うような決済手段は全てカバーしていると思います。

東京ドーム

サポートデスクの設置に加え、場内に交通系ICカード・nanacoをチャージできる機械も設置してありました。

ビールの売り子さんも1人1つ決済端末を持っており、決済できるようになっておりました。

顔認証決済に挑戦

東京ドームでは今年より、顔認証で入場・決済ができる「フェイスルー」というサービスが導入されました。

顔認証入場の方はシーズン開幕戦より実施されていました。私は利用しませんでしたが、相当多くのお偉いさん(社員?)が顔認証決済がキチンと動くかを見守っておりました。

もう一方の顔認証決済には挑戦。唐揚げを購入しました。

事前にアプリの方でクレジットカードを登録しておき、レジのカメラ付きパネルで顔認証。その後、同じく事前に登録したPINコードを入力し決済が完了します。

顔認証決済を事前に行った感想としては、

  • タッチパネルの操作(接触)にコツがいる
  • 読み取りが急&マスクはダメそう(?)
  • 結局PINコードが必要
  • suicaで決済する10倍以上の時間かかる

ということで、まだまだ実用には遠いなと感じました。

個人的に一番ダメなのは決済後に「4桁のPINコード」を入れることで、

  • PINコード入力を後ろの人に覗かれる可能性がある
  • タッチパネルが特殊で、入力に多くの時間を要する

ということで、現時点で実用的とは言えないと思いました。

日本最先端のスポーツ会場にぜひ!

  • 巨大スクリーン
  • コンコースのモニターの多さ
  • 座席のバラエティ
  • 完全キャッシュレス
  • 顔認証決済

など、「日本最先端」と言えるであろうスポーツ観戦会場を都心のアクセスの良い場所で体験できるのは素晴らしいことだと思います。

今年の巨人は今のところ強いですので、ぜひ観戦に行ってみると楽しいでしょう。