静岡草薙球場でのオープン戦”楽天vsロッテ”観戦記 (3/11)

オープン戦を観に静岡へ

3月11日にオープン戦を観に静岡へ行ってきました。野球以外をメインとした、日帰り旅行記は以下の記事をご覧ください。

この記事では楽天vsロッテのオープン戦の観戦記と、会場となった静岡県草薙総合運動場硬式野球場(以下草薙球場)の様子をお届けしたいと思います。

おそらくですが、東北楽天ゴールデンイーグルスは本拠地の仙台が3月は寒いため、ここ数年はオープン戦を静岡を本拠地として開催しています。
(札幌はドームなので問題ない。仙台はスタジアム。)

草薙球場について

2万人以上を収容する大規模球場

  • 中央スタンド/2,910席
  • 1塁側スタンド/5,451席
  • 1塁側ウイングシート/490席
  • 3塁側スタンド/5,278席
  • 3塁側ウイングシート/490席
  • ライト(外野)スタンド/3,509席
  • レフト(外野)スタンド/3,509席
  • 車椅子スペース/19(内野:7、外野:12)
    (公式サイトより)

合計で21,656席を擁する草薙球場はNPBフランチャイズ球場を除けば最大規模の球場と言えます。

球場内での出店はありませんでしたが、コンコースもとても広く、内野のお手洗いの数も結構多いと感じました。
コンコースの感じは千葉県野球場(天台)に少し似ています。

座席紹介

座席は主に4種類あります。まず、いちばんランクの高い、バックネット裏の座席は背もたれ付きのシートでした。手すりはありません。

一塁・三塁の内野は背もたれなしの座席。1席1席は独立しており、それぞれに席版が割り振られていました。
全席指定のオープン戦にも対応しておりました。

あとは1塁と3塁のグラウンドにせり出したところに「ウイングシート」があります。
外野席は長いベンチで、おそらく指定席に対応できないがためにオープン戦では開放されておりませんでした。

ベンチの上の金網が太くて写真を撮る際に少し厄介。
内野席は上段のブロックが傾斜が高いため、写真を撮りたい場合や、ゆっくり見やすい場所を希望する場合は、上段で観ると良いと思います。

今回はバックネット裏で観戦。高校野球を観るような良席で観れるのが平日開催のオープン戦の魅力かと思います。

あとは各座席にドリンクホルダーはありませんので、飲み物を買う際は注意が必要です。

アクセス

静鉄の「県総合運動場駅」から歩いて5分ほどで行けます。静鉄は静岡駅からの場合は新静岡駅まで歩いて行き、そこから乗車します。
JRの場合は草薙駅から行きますが、結構歩きます。

駐車場もあります。この日は空いておりました。

オープン戦時は屋台が出展。静岡グルメも

オープン戦開催期間中は球場外のコンコースに屋台が出展しておりました。

富士宮焼きそばをはじめ、清水もつカレーや静岡麦酒の樽生など、ちょいちょい静岡グルメも並んでおりました。

静岡グルメではないですが、焼き牡蠣を見たので買いたかったのですが、早々に売り切れてしまっておりました。

私はもつカレー煮込みで静岡麦酒を1杯やることにしました。

カレーがかかったモツは大きくて味が濃くて、ビールが進みました。

試合ふりかえり

ここからはオープン戦のマリーンズで気になった箇所を振り返っていきたいと思います。

支配下を勝ち取った本前は開幕ローテも視野に

先発は当時育成選手、背番号120の本前投手でした。
昨日に中村稔弥投手が大量失点を喫したこと、この時期に先発を託されていることから、「支配下はほぼ確定で、開幕ローテも見据えているのでは」ということが伺えました。

3回を投げ、1安打1四球無失点。奪三振は2。
小深田や茂木、浅村などが並ぶ楽天の主力陣相手にも堂々たるピッチングだったと思います。
(浅村には四球だったけど)

ストレート中心の配球で、最速は145キロに少し満たないくらい。滑らかなフォームから繰り出されるストレートは気持ちよさを感じました。
この感じだと最速も150キロに迫るのかな?と思います。身体は大きくありませんが、十分力強いボールを放る印象を受けました。

コントロールも荒れることもなく、先発として試合を作るための素養は十分にありそうです。
開幕してデータがそろってくると変化球がどれだけ使えるかがカギとなるでしょうが、ひとまずこの日のピッチングは十二分だったと思います。

後日、しっかり支配下選手に登録されました。期待は高いと思いますが、それをしっかり弾き返す活躍を期待しています。

山口航輝の一撃

3回の攻撃では山口航輝が「打った瞬間」というようなスリーラン。

素晴らしい当たりでした。山口はこの日は4打数2安打。ここまでの試合を観ていても凡打でも強い打球を放つことが多い印象で、無様な三振も少ないように見えます。
マーティンや荻野に次ぐ成績・内容に見えますのでこれは開幕スタメン、ひょっとしたら4番も「あるぞ」という雰囲気です。

まだまだ高卒3年目…とは思えないようなツラ構えの厚さというか、貫禄を感じます。挑戦中のファースト守備も馴染んできており、守備の課題がなくなれば更に打撃に気合が入るはず。

引き続き期待して見守りたいと思います。

スタメン起用の髙部、平沢もアピール

この日スタメン起用された髙部・平沢は共に4打席3打数1安打(1四球or1死球)。
開幕1軍、そこからの出場機会獲得に向けたアピールを果たしておりました。

髙部はこの日はライトで出場。
足も速く、この日の守備も上手くこなしていた印象で、外野3ポジション守れる上に打撃は2軍で無双。
昨年プチブレイクした菅野よりも若く、今年来年で結構いいところまで行きそうな予感がしました。

マリーンズの外野手は飽和状態ですが、誰かの不調時や負傷時に出てきそうなポテンシャルは十二分に感じました。

平沢も安打でアピール。静岡でHRも放っており、調子はなかなか良いのでしょう。
セカンドもサードも守備を無難にこなす上で打撃の結果も残せるのは流石のドラフト1位。

昨年の不調は怪我から来ていたのかな?と思うほど、平沢の打撃は柔らかさと力強さの両方を感じました。
昨年は福田光輝、今年は小川龍成とライバルが増える一方ですが、ぜひ平沢に一矢報いて欲しいなと思います。

静岡で唐川くん

静岡で唐川くんが観れて嬉しかったです。それだけです。笑

有吉、河村が奮わず

有吉投手が1イニング3失点、ルーキーの河村投手が1イニング4失点と、奮わない形になりました。

2人に共通して言えるのがストレートの最速が140キロにとどまっていたこと。河村投手は前回はもっと速いボールを放っていたので、疲れもあるのかなと思います。

有吉投手は千葉出身ということもあり期待しておりますが、最近の最速が140くらいなので、武器となる変化球が2球種はないと厳しいかもしれない…と思ったり思わなかったり。