【これはすごい】“アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶”を飲んだ感想【自然に泡立つ】

“まったく新しい発想”の缶ビールです。

画像はアサヒビール

アサヒビールより“まったく新しい発想”の缶ビールが販売されました。

「アサヒスーパードライ ジョッキ缶」。

缶の口が缶詰のようにパカッと開けられるタイプであり、独自の技術を用いることで「自然に泡立ち」、まるでジョッキで生ビールを飲むように缶ビールを飲むことができるというものです。

ここ最近の缶ビール業界では、サントリーやキリンの「糖質ゼロ」は新しいですが、それを含めても「中身のビールをどうするか」というのが基本的な考え方であり、「缶それ自体」に新しさを求めることに驚きました。

「缶はこの形である」というのが、私も所与のものだと思っていたので、「缶の形を変えることで新しい飲酒体験」を作るというのは、全く新しい発想でありイノベーションであると思います。

実際に飲んでみた。「これはすごい!」

早速、発売日に飲んでみました。

缶の頭はこのような感じです。
缶詰のように全体がパカッと開くようになります。

開けると「プシュッ!」と大きな音がします。結構ガスが詰まっているんだなと思います。

このように、自動的にきめ細やかな泡が出ます。
これは初めて飲む人は驚くと思います。本当に凄いですよ。

味も美味しいです。泡が細かく、とてもクリーミーです。
ビール自体は普通のスーパードライですが、お店で飲んだような感じがします。

飲み口も丁寧に処理されており、口や手を切るみたいなことはないと思います。あったとしても、普通の缶と同じくらいの発生確率に思えます。

あとは地味に感動したのが飲んだ後の缶の内側。
美味しいビールはグラスの内側に「天使の輪っか」ができるというのですが、これにも綺麗な輪っかができておりました。

間違いなくビール好きは喜ぶ1缶。

普段私は以下のようにグラスに綺麗に注いで飲んでいますが、これ結構コツがいるんですよね。
その必要がないのは本当に楽です。

気のせいかもしれませんが、味も美味しく感じます。
普通のビールだとグラスに注ぐ段階で炭酸が少し抜けるからかもしれませんが、炭酸が少し強く感じます。

クリアなスーパードライに強めの炭酸は「清涼感」という感じがします。暑い日にゴクゴク飲みたいですね。カイジじゃないけど。

注意点

注意点は温度ですね。冷蔵庫で冷やしすぎると、泡が立ちにくいそうです。

冷蔵庫でキンキンに冷やした場合は、少し手で持って温めると泡が出やすくなるそうです。
せっかくの「泡を楽しむ」缶ビールですので、泡が出やすい状態に持っていきましょう。

「おうちビール戦国時代」。アサヒ反撃の一手なるか

キリンの「ホームタップ」が本格展開をすることや、サントリーが糖質ゼロのビールの販売を始めるなど、「おうちでビールを飲む」という分野は戦国時代だと思います。

そこにはクラフトビールなどももちろん含まれており、コロナ禍で飲食店に行きにくい昨今は各プレーヤーが家飲みの需要に攻め込んできています。

アサヒビールは元々、他社に比べて飲食店における販売の割合が大きかったと聞きます。
それはすなわち、「コロナでの打撃が大きいこと」も意味します。

そんなアサヒビールの反撃材料として、この「生ジョッキ缶」と、先日発売したアルコール0.5パーセントの「ビアリー」がどのように機能するか、期待しながら見守っていきたいと思います。